藤田のブログ

医療における選択権、医療スタッフの責務など考えたことをまとめます。

PTの起業ガイドラインβ版を作りました。

PTの整体院等の起業は法律的には問題ありませんが、いかんせん前例が少なすぎるため、現在のところ、何ができて何ができないかが曖昧になっています。

 

ですが、PTの行うリハビリを病院以外の場所でも自由に選択できるというのは患者様にとって非常に大きな意義があります。

 

そこで闇雲に「PTは独立できない、医師の指示がなくては理学療法を行えない」と言うのは現実的ではないばかりか憲法違反でもあります。

とはいえ、法律や前例を知らずに独立して、うっかり違法行為を行ってしまうというのは絶対に避けたいところです。

 

そのため、PTの整体院などの起業に関してのガイドライン作りが早急に必要です。

 

ガイドラインβ版

病院等に属さずに起業しているPTは全体の1%程度といわれていて、ほぼ前例が無いに等しいのが現状であり、法整備も全く整っていません。ガイドラインを作ろうにも手がかりが少なすぎます。

そのため、まずはβ版として、ガイドラインの下書きを作ってみました。

PTの起業ガイドライン やっていいこといけないこと

とりあえずの現状としては、こちらを参考にしていただければと思います。

内容について質問等ありましたら藤田までご連絡ください。

 

有効なガイドライン作りへの道

しっかりしたガイドラインを作成するにあたっては、弁護士の監修や厚生労働省への質問などまだまだやるべきことが沢山あります。起業PTのための組織作りも必要かもしれません。これらを私一人で行うのは公平さに欠けるので、できるだけ多くの方に参加していただきガイドライン作成を進めたいと考えています。

 

 

 

 

 

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理学療法の分野をざっくりと分類してみました。

新人向けセミナーの内容は毎回かなり悩みます。

ついつい「すぐに使える」「カンタンに使える」というような内容にしてしまうのですが、現実的にこういったインスタントな知識だけだと応用が利かず実際の患者さんに使えないということが起こると相談されます。

とはいえ難しい内容にすると新人さんはついてこれないので、講師としては難しいところです。

 

こういったミスマッチを防ぐために、まずはミスマッチの原因を探る試みです。

とりあえず理学療法セミナーのざっくりとした分類を考えてみました。

基礎系

骨格と筋の場所と作用を覚え、触診できるようになる。

武道で言えば初段技。ここにはじまりここに終わる奥の深い分野。

また、日本の学校で習うROMは関節運動学を考慮しておらず現実的ではないので、もう一度学びなおす必要がある。

動作分析

アライメントや基底面などを考慮し、なにが問題かを分析する。

全ての手技に必須の技術にも関わらず、共通のテンプレートが無く難解。

 

基礎+α系(=整形系)

骨格と筋になんらかの操作を加える手技

ストレッチ、カウンターストレイン、トリガーポイント、筋力強化など。

筋緊張を落とす1B抑制、筋硬結をほぐす圧迫、などの、主に筋と脊髄反射に対するアプローチ。これを学ぶことでスポーツ傷害や外傷などの整形系に対応することが可能。

ただし、筋や骨の損傷でも根本の原因はアライメントや運動連鎖なので、『基礎+α系』手技だけだと対処療法になり再発しやすい。

中枢系

脳卒中などの中枢疾患への手技

ボバースやPNF、上田法や川平法など。

脳という未解明のシステムへのアプローチのため、非常に難解で複雑。また、共同運動パターンなどの不可解な問題が生じるため、理解しにくく対策を立てるのも難しい。

とはいえ、中枢疾患は患者の多くを占めるため、難解だからといって避けて通るわけにはいかない。骨や筋肉などの整形系の知識だけで対処しようとすると怪我や痛みにつながる場合もある。

循環器系

呼吸や心臓疾患への手技

PTの行う循環器へのアプローチは主にアライメントや筋へのものなので、厳密には『手技+α系』かもしれない。心電図やPaO2などの数値の読み方などの機材の勉強も必要。

 

 

 

この他、小児や高次脳なども考える必要があるかもしれませんがとりあえず大まかに分類してみました。

これは試作案ですが、こういった分類をもとに新人PT向けにどのような内容を提供していけばいいのか考えていきたいと思います。

まとめ

基礎+α』系は入門として理解しやすくとっつきやすい傾向があります。*1

となると、おそらく新人PTさんは『中枢系』と『動作分析』に苦手意識を持っているのではないかという仮説が導き出されます。私も新人のころはそうだった気がします。

新人PTに求められている内容とは

中枢系に苦手意識を持つ原因は「正解がわからないこと」かな、と思いました。整形の問題はレントゲンで目に見える形にできますが、中枢系の問題は握力計やレントゲンでは計れません。

動作分析も同様です。ROMであれば明確な数値が出るけれど、動作分析は何に注目していいか分からない。

 

最終的にはマニュアル外の対応が求められますが、まず入門としては評価と治療のマニュアルのようなものを作るといいのかなと思いました。

 

 

 

*1:『基礎+α』は初心者でも理解しやすいですが、学び出せばキリのない奥の深い分野です。また、今回は単純にするため 整形=基礎+α としましたが、実際には中枢にも使えますし整形でも使えない場合もあります。やはり分類するというのは難しいですね。

セミナータイトルは、シンプル・分かりやす・煽らず。

公平でクリーンなセミナー告知サイトを作ろう、ということで、作戦を考えています。

前回は、受講者が期待していた内容と実際の内容のミスマッチを防ぐために事前にテキスト全公開システムを考えました。

 

今回は一番目立つセミナータイトルです。

使う側からするとセミナーの名前をぱっとみて必要な情報がすぐ分かるのが理想です。

「一瞬で全てが治る驚きのハンドパワーテクニック」

「え!?嘘でしょ!5分で難病が治る脅威の方法」

「医者も驚いた超絶画期的な方法」

「月商1億カンタンに稼げる方法を無料公開」

などというタイトルだとなんだかすごそうですが具体的に何をやるか分かりません。

たとえば「脅威の方法」というのはハンドリングなのかそれとも基本の概論なのか触診なのかはたまたスピリチュアルなのか。「難病が治る」のは「難しい病気」という意味の難病なのか、パーキンやALSなのか。MSには効くのか、ハンチントン病には効くのか。さっぱりわかりません。

 

というわけで、セミナータイトルは必要情報のみ、という形式はどうでしょうか。

開催場所、適応疾患、適応部位、実技なのか座学なのか、使う手技名、日時と値段、のみのタイトルだったら相当わかりやすい気がしました。

 

上のタイトル例だったら

「一瞬で全てが治る驚きのハンドパワーテクニック」

 →東京開催・病気全て・部位全て・ハンドパワー

「え!?嘘でしょ!5分で難病が治る脅威の方法」

 →大阪開催・パーキン、ALS・脅威法

「医者も驚いた超絶画期的な方法」・1/1・10000円

 →広島開催・超絶画期的法

「月商1億カンタンに稼げる方法を無料公開」

 →沖縄開催・経営

 だいぶすっきりしました。

例に挙げたのはかなり極端なタイトルばかりですが例えば私のセミナーなら

脳卒中リハのための体幹ハンドリング入門in横浜

 →横浜開催・脳卒中・体幹・ハンドリング

 となります。

これなら何をやるか一目で分かるので求めるセミナーを探しやすそうです。

使う用語もあらかじめ決めておいてその中から選べば検索もしやすいですね。セミナーの数が多くなると見分けがつかなくなるかもしれませんが、さしあたっては大丈夫だと思います。

 

 

クリーンなセミナー告知サイト作成プロジェクトここまでのまとめ

  1. 講習テキスト全公開
  2. タイトルはシンプル
  3. サイト名は未定。

サイト名は、公平でクリーンなサイト感を出したいので、特定の団体名などはそぐわないかなと考えています。

既存の大手がPT.netや療法士.comなので対抗して○○.orgのようなドメイン系でもよさそうです。何かいい案があったらコメントやFBなどで教えてください。

現状で、クリーンなセミナー検索サイトを作る意義があるかどうかを考えてみました。

以前の記事で、掲載基準が明確で不公平なく掲載されるセミナー検索サイトを作るといいのかな、と書いたら「それいいね」というような反応をいくつかもらいました。

とりあえず自由に告知できる掲示板を作ってみようかとも思ったのですが、いまさら私がセミナー告知サイトを作ったところで存在意義はあるだろうか?と考えています。

セミナー告知サイトにはお金がかかる

便利で見やすい告知サイトを作るにはまず初期投資が30万くらいはかかりますし、維持費もかかります。人も雇わなくてはいけません。これを回収しようと思うと商売的なことを考えなくてはいけなくて、当初の公平でクリーンという目的に反してしまいそうです。そもそも、便利で見やすい告知サイトはすでに複数存在しています。

みすぼらしいサイトは利用されるか?

と、なると、とりあえず無料掲示板を借りてぼちぼちやっていく方針のほうが「公平でクリーン」という目的には合っていると思うのですが、お金をかけた美しいサイトを見慣れた現代人がそんなみすぼらしいサイトを使ってくれるかしら・・・

無料ならばこっそりはじめて人気が無かったらこっそり廃業すればいいのですが、せっかくやるからにはちゃんと「公平で使いやすくてためになってクリーン」なサイトを作りたいです。

 

公平でクリーンなセミナー告知サイトは必要とされているか

そもそも、そういうのは求められているのか?という根本的な疑問もあります。

いまのところ考えているのが

 

・特定の団体贔屓でない(もちろん、ウチの姿勢発達研究会びいきでもない)

・「いますぐ何でも治せるミラクルパワー」のような過剰広告がない

・対応疾患や経験年数などで、必要なセミナーがすぐ探せる

・セミナーの内容やテキストを公開し、何を学べるセミナーか明確

 

というセミナー告知サイトです。

とくに一押しの特徴は、テキスト公開です。

セミナーのテキストを完全一般公開

これはメールでいただいたアイデアなのですが、かなり画期的だと思いました。

一般的なセミナーは、セミナー会場に行ってみないとどんな内容か分かりません。そのため、残念なことですが広告だけは過剰で中身はすっからかんというセミナーも成立してしまいます。そうでなくても、自分の求めていた内容と違ったということは頻繁に起こります。そんなミスマッチを防ぐためにはセミナーで行う内容をあらかじめ全て公開しておけばいい!と。言われてみればその通りですね。思いつきませんでした。

利用する側の目線にたった運営

セミナー主催者目線では、内容を公開したらセミナーに来なくなってしまうのではないか?と思っていたのですが、「公開された内容だけで理解できてしまうレベルのセミナーなら行く必要は無い、ほんとうに興味があれば内容を公開されていればいるほどセミナーに行きたくなる」とのことでした。

言われてみれば、その通りです。

たとえば心理なら認知行動療法や傾聴、PTならトリガーポイントやボバースやPNFや上田法など、有名な団体ほど多くの手技や理論を公開しています。そして「ボバースの本を一冊読んだから、もうセミナーに行かなくていいや」とはなりません。読めば読むほど直接習いに行きたくなります。テーピングなんかもそうですね。テープの巻き方は完全公開されていますがやはり直接習わないと分からないことがたくさんあります。

秘密主義は経営側の都合かも?

これまでの慣習として、PTに限らずどの分野でもセミナーの内容を公開することはあまり無かったように思いますが、これはよく考えると利用者としては不利なことだらけかもしれません。

 

テキスト全公開を、セミナーを選ぶ方がどこまで評価するか、セミナー団体側がどこまで許容するか、全く未知数ですが試してみる価値はあるかもしれません。

掲示板なら無料なので、ためしに作ってみようかなと思っています。

 

まずはウチのセミナーを公開してみます。

セミナーのオープンソース化というアイデアに非常に感銘を受けたので、まずは姿勢発達研究会のテキストを近日中に公開します。

ただ、私の古いパソコンではテキストをPDF化する作業に時間がかかるので、来年になるかもしれません。

テキストではありませんが、姿勢発達研究会ではブログにて内容を完全公開しています。ブログは順不同なので難解になってしまっていますが、3DCGの動画が見れます。

当会のブログはこちらです。

sinka-body.hatenablog.com

今後は講習の動画もアップできたらいいなと思います。

 

皆様の要望お待ちしています

よりよい活動を行うため、「こんなセミナーサイトがあるといい」「オープンソースいいね!」「オープンソースの問題点」「そもそもセミナーサイトはいらないのでは」などのご意見をお待ちしています。

ご意見や要望はこの記事のコメント欄にご記入ください(個人情報は公開されませんのでご安心ください)

 

 

PTネットから抗議メールが来ました

前回PTネット自身が自分の作った規約を破っているという趣旨の記事を書いたところ、PTネットから記事の削除依頼が来ました。

 

 問題となっている記事

medical-select-free.hateblo.jp

 

メールを要約すると

規約に反する場合「掲載しない」ではなく「掲載しない場合がある」と表記してある、そのため掲載してもしなくても規約不履行ではない

よって「PTネットが規約不履行」という記事は事実と違う誹謗中傷であり、削除を要請する

削除しない場合、営業妨害・損害賠償・名誉毀損などで法的手段をとる

 とのことです。

 

私としましては、PTネットがセミナー掲載において不透明で恣意的な選別を行っているという事実を指摘しただけであり、規約違反という表現が不適切であれば弁護士と相談の上正しい表記に書き換えますが、それ以外の事実はそのまま残したいと思っています。

事実の指摘を残す理由は以下の通りです。

・事実を指摘するのは法に抵触しない

・事実を公開するなと要請することは公序良俗に反する可能性がある

・不明瞭な基準で掲載されるセミナーが決まっていると、セミナーを選ぶ側の不利益になる

つまり、このまま無言で削除するとPTネット側が私に圧力をかけたという形になってしまい、PTネットさんに迷惑がかかります。そのため、クリーンな方法で解決を図りたいと考えています。

 

 

 

また、繰り返しますが、私の目的はPTネットの不透明な経営を糾弾することではありません。安易なPTの起業を推奨することでもありません。

 

PTの起業や経営には前例がないため、知らないうちに法に抵触する行動をしてしまうケースもあるかもしれません。また、病気の方に診断無しで安易に施術など行うことで事故や怪我など起こしてしまうかもしれません。

どのようにホワイトな経営をしていくか、どのように安全な技術を提供するか、明確なガイドラインのようなものを作っていくことはできないかと考えています。

 

とりあえずは、PTの起業ガイドラインβ版のようなものを作り、wikiのように皆でアイデアを出し合って修正していく場所をつくれれば、と考えています。

全員のアイデアが全て正しい基準となるわけではないと思うので、β版をそのままガイドラインとして使うのは現実的ではないと予想していますが、叩き台としては適切ではないでしょうか。

 

また、公平なセミナー告知サイトに関しても、まずは掲載規約を設けずに無差別に掲載するサイトを作ってみようかと考えています。いろいろとアイデアをいただきましたので、それも後日紹介したいと思います。

 

 

私も整体院の通常経営、PT向けのセミナー開催といろいろと仕事がありますのですぐにできるかどうかは分かりませんが、少しずつ進めていきたいと思います。

 

最後もう一度書きますが、

私は特定の団体を中傷したいわけではありません。セラピストにとってよりよい環境を作りたいだけです。

また、PTの起業は推進しますが、医師法に抵触するようなPTの診断権の擁護やPTという名称を使っての保険外診療を推進しているわけではありません。

法律上の振る舞いや、事故防止活動も重要ですが、リハビリの受け手である方々のための多様な受け皿を作ることが一番の目的です。

 

なにぶん前例の少ない分野ですので、不適切な用語など今後もあるかもしれませんが、単純な知識不足ですので他意はありません。指摘していただければ幸いです。

【現在調整中】PT.netが規約違反している理由を、直接質問してきました。

追記

以下の文章に対し、PTネットから抗議メールが届きました。

規約違反の場合、掲載しない『場合がある』と記載してあるため、掲載しないのは『規約違反』という用語は適切ではない」とのことですので、適切な用語については現在弁護士と検討中です。

しかし、「PTネットに掲載拒否されるセミナーがあり、掲載拒否の理由は不透明」という本文の趣旨は変わりません。

1月6日に弁護士と面談しその後用語を修正します。

詳しくはこちら 

medical-select-free.hateblo.jp

 __________________追記ここまで。__________________

 

 

 

最近、よい講習会が見つからない??

 「なんだか最近、PTネットで探してもぴったりくるセミナーが見つからないな?」と思っている方はいませんか?実は、PTネットでは公平に全てのセミナーが掲載されているわけではありません。しかも、掲載基準は不透明。

もしかしたら、あなたの必要としているセミナーも掲載拒否されているかも!?

これからは特定のセミナー検索サイトに頼り切らずに検索や口コミなどで自分の必要としているセミナーを探す時代なのかもしれません。

 

PTネットの謎の規約

PTOTST.netには、「開業しているセラピストのセミナーは掲載しない」という謎の規約があります。PTの開業は違法でもなんでもない、地域に貢献するよい仕事なのになぜ掲載不可となるのかがよくわかりませんが、とにかくそういう規約があります。

 参考記事 

medical-select-free.hateblo.jp

 

根拠が曖昧な規約ですが、この規約のために掲載拒否されるセミナー主催者は実際に存在します。私は姿勢発達研究会という研究会を主催し講習会を行っていますが、この講習会情報も掲載拒否されました。

PTネット自身が率先して規約違反という謎

ですが、実際は整体院を経営しているPTのセミナーも堂々と掲載されています。

私も掲載拒否理由をメールで問い合わせたところ特に説明もなく再掲載されました。(今後掲載され続けるはわかりません)

ですが、この規約ができる以前から掲載拒否され現在まで再掲載されていないPTも知っています。

 

開業PTの根拠の無い締め出し、にもかかわらず、特定の開業PTは規約違反なのに掲載されている、というよくわからない状態です。

 

うーん、自分たちで勝手に規約を作ったのに、自分たちが率先して規約を破る。これはどういう気持ちなのでしょう。自分ですら守れない規約なら作らなければいいのでは・・・?

 

掲載拒否される団体がある反面、規約違反が堂々と掲載されている

PTネットにはこの他にも「POS向けでないと掲載できない」「場所や日時が明確でないと掲載できない」などの規約があります。この規約に基づき掲載拒否された団体も多数存在しています。

ですが、一部のPOS向け以外や場所が曖昧なセミナーは掲載されています。整体院を経営しているセラピストのセミナーや開業セミナーも掲載されています。

また、価格が高すぎるから下げろという通達が来た方もいるようです。価格まで操作する意図は一体なんなのでしょう。

根拠の無い理由で規約を作ったり、PTネット自ら規約を破ったり、逆に規約を振りかざして掲載拒否したり、はては規約すらないのに文句をつけたり・・・

PTネットはかなりリテラシーの低い企業

と言えそうですね。

株式会社は好きに経営していい

とはいえPTネットが株式会社である以上、PTネットは代表取締役の友清氏と株主の利益のために存在します。だから原理上は、理不尽な規約だろうと規約破りだろうと好きにやっていいのかもしれません。

ですが、多くのPTはPTネットを例えばタウンページやハローワークのような公益性の高い団体だと認識している気がします。また、現在PT向けセミナー告知サイトとしてはほぼ寡占状態であり、PTがセミナーを探すときはPTネットだけを見るという現状です。

 

この現状で、これだけいい加減な規約作成に加え規約破りをするPTネットの態度は、ちょっとどうなのでしょう。掲載拒否された被害者を集めて弁護団を作れば規約の改変と損害賠償を求める裁判を起こすことも可能かもしれませんね。今度弁護士に聞いてみます。

セミナー告知サイトの役割

とはいえ、私の目的は正義を振りかざしてPTネットをいじめることではありません。PTネットが理不尽な規約を作ろうと自分で作った規約すら守れなかろうと私は無関係です。掲載拒否によって困ることもありませんから、PTネットに掲載されることが目的でもありません。裁判を起こして彼らの非を認めさせるのはスマートな方法とは言えなさそうです。

PTネットに代わる、公平なセミナー告知サイトを作る?

となると、より質の高いセミナーを公平に掲載するシステム作りのほうが現実的なのかもしれません。そういったサイトができれば掲載基準がいいかげんなPTネットは自然淘汰されるでしょう。(淘汰される前に心をいれかえてくれれば市場の独占を防げて更にいいですね)

そう考えたときに、公平性、つまり、無差別にセミナーを全て掲載するのは簡単そうな気がします。ですが、より使いやすいサイトにするためには質の高いセミナーを掲載できるようにしたいところです。これは、とりあえずは過剰広告や過激な表現の規制などでしょうか。あるいは、ジャーナルのようにセミナー一つ一つを精査するとか?これは大変な手間がかかりそうですね。

何かいいアイデアがありましたらコメント欄またはメールフォームからご連絡ください。どんどん交流していいアイデアをシェアしていきましょう(^^)

「PTの開業は合法」 上原弁護士の見解

今日は浦和のあすか法律事務所へ行ってPTの開業について聞いてきました。

以下に今回の法律相談の内容をまとめました。

また現在、PT協会の急告が適切かどうかの厚労省への問い合わせ中です。見解が出揃ったらPT協会やPOSネットへ働きかけをしていく予定ですので、その前に現状の把握と同様の被害に合った方を探しています。

PTの整体院開業は合法?違法?

最高裁判決がある以上、合法

理学療法の名称は利用できないが学んできた理学療法技術を利用することは制限が無い。

 

上原弁護士によると、最高裁判決は法律と同等の意味をもつため合法と言い切って差し支えないという判断でした。私も何度も言っていますが、PTに開業権が無い等の職業選択の自由を制限する表現は憲法違反です。

つまりPTに関わらず整体業を行うこと、また理学療法の技術を利用することは

人体に害のない、まっとうな施術をしている限り、合法

です。

当然ですが、詐欺広告や勝手な投薬、わいせつ行為、病気の診断、手術、骨折や捻挫するほど乱雑な施術などは罰則の対象です。これは資格云々ではなく人としてやってはいけないことなので、医師であろうとマッサージ師であろうと人体に害のある行為をしたらつかまります。

よく「整体師が摘発された」「整体師が保健所の指導を受けた」などの報道をされますがこれらも、がんが治るなどの詐欺広告、病院に行くなと脅した、スタンガンで患者を気絶させた、火傷を負わせた、新生児を強く揺さぶって殺した、などマッサージ云々以前にやってはいけないことをしたための摘発です。まっとうな施術を行って摘発された例はありませんので誤解をしないようにしてください。

 

『整体は合法』に反対する方へ

整体は医師法やマッサージ法に抵触すると判断する方は、人体に害のない施術を行っているにも関わらず有罪判決を受けた判例を示してください。それが無い以上、現行法下では整体は合法です。

 

また、現行法下では合法とはいえ、無資格の整体は人体に害を及ぼす可能性がある以上野放しにしておけないという立場の方もいるでしょう。私もこれには一部賛成です。

ただし、この場合も一方的に批判するだけでは現実的ではありません。マッサージやストレッチなど民間に広く普及した技術を全面的に禁止するのは国民の選択の自由の制限となります。

そのため、診断の真似事をしてしまったり怪我をさせてしまったりという被害を起こさないための具体的なガイドライン作りなど前向きな対策をしていく必要があると考えています。

 

今後の対応

私はPTとして、またリハビリを利用する一国民として、理学療法士協会の急告や折に触れての開業を認めないという発言、また、PTOTST.netのセミナー掲載規約など、PTは病院で働くしかないという間違ったイメージを植えつける様々な表現に強く憤りを感じています。今後は彼らの認識を正していくとともに正しい知識を広く周知しPTが自由に仕事を選べる環境づくりをしていきます。

 

被害者を探しています

誤解を招く表現を多用したPT協会の急告後、開業は違法というイメージが定着してしまったように思います。 私自身、開業は認められないという根拠の無い理由でPT.netからセミナー掲載拒否をされました。

 このようなPTネットの掲載拒否、誤解による風評被害などに合っている方がほかにも多数いらしゃるようです。私も全ては把握しきれませんので、被害に合っている方がいらっしゃったら以下のフォームまたはメールなどでご連絡ください。

具体的な被害でなくても、正しい知識を広めたい、将来開業したい、開業PTが地域にいるといいと思う、などの気持ちをお持ちの方の連絡も大変ありがたいです。

皆様のご意見をお待ちしています。

 

連絡フォームはこちら↓ 

PTの開業について問い合わせフォーム

 

 

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